金峰山荘のタカラモノ

私たちの山荘は東京からほんの2時間程の場所ですが、標高1500Mの高地に位置していて、冬はマイナス20℃にもなるような超山の中です。
そこに住んでいる私たちはもしかしたら日本で一番高地に暮らしている家族かもしれません。

もちろんお店やコンビニはなく（住んでいる人が数人しかいないので）町までは車で30分程かかります。
不便な事を並べればきりがありませんが、その一方でここでしか味わえないこともたくさんあります。

極寒の厳冬期５０ｃｍもの厚い氷で覆われた乙女湖の上を
群れで移動する鹿の姿を見たときはおもわずここは日本か？と思います。

別の世界に紛れ込んだような、山一帯がまるで白いお花畑のようになるのは、春先の早朝季節外れの降雪があった時に木々に氷が付着して数時間だけ見ることができる特別な瞬間です。

真夏でも朝の最低気温はひとケタまで下がることも珍しくありません。

日中は30℃くらいまで気温が上昇するので一日の温度差は20℃以上。そこで育った野菜がおいしくないはずはありません。ウソみたいに甘い野菜が食べられるのはここに住んでいる特権だと思っています。

秋の紅葉はまた素晴らしい！

広葉樹と針葉樹がミックスされている山々は本当に色彩豊かで澄んだ空の色と重なってまるで風景画を見ているようで、あまりメジャーではありませんがオススメの紅葉スポットです。

夜の満天の星空は格別です！

わざわざそれを目当てに何度も訪れる方もいらっしゃいます。首都圏からこの近さで天の川をこれほどはっきり見ることができるところはなかなかないでしょう。他にも近くの高台から見える雲海に浮かぶ富士山や新緑の頃のエゾハルゼミの圧巻の大合唱。挙げればきりがない程まさに五感で手付かずの大自然を満喫できます。
そんな場所に暮らす僕の家族を紹介します。